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株式投資で利益を上げていくために必須の戦略

ところで、取引手数料のコースはちゃんと無料になるようにしてますか?
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今回は、まだ資金力が潤沢にない人には特にお伝えしたい投資戦略の基本をお話しします。
これはまさに「弱者の投資戦略」と言っても過言ではなく、むしろこれをやっていないと資産の伸びが極めて鈍化します。
なお、今回の投資対象は、わかりやすさのため、日本の銘柄に限定するものとします。
取引手数料とは?
取引手数料とは、銘柄の売買(=取引)の際にかかる手数料のことです。
実店舗のある大手証券会社などでも最近は少しずつ手数料を下げてきていますが、それでもインターネットの証券会社のほうが圧倒的に有利です。
大手証券会社の例を挙げると、松井証券では、1日あたりの売買が50万円までなら無料ですが、50万円を越えると、100万円までならば税込1,100円かかります(2021年4月18日現在の情報。詳細はこちら)。
もう1つ大手証券会社の例と挙げると、みずほ証券ではもっと絶望的で、通常プランなら最低でも税込1,045円かかり、定額プランを選択したとしても1日あたりの売買が100万円までは税込3,850円かかります(2021年4月18日現在の情報。詳細はこちら)。
その一方、過去に以下の記事で解説していますが、たとえば、楽天証券やSBI証券には、2つの手数料コースが存在しており、1日あたり100万円の取引までなら取引手数料が無料になるというコースがあります。
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簡単な事例を2つ考えてみましょう。
【事例1】株価1,000円の銘柄を単元株(100株)購入する場合
これはまさに、資金力がまだ乏しく、自分が購入できる範囲の銘柄の中で探し当てた銘柄に「ぜひとも頑張ってほしい!」という願いを込めた購入に当てはまる場面としてありそうな事例です。
取引手数料を無視したときには、1,000円×100株=100,000円(10万円)となりますね。
松井証券の場合:銘柄金額10万円+取引手数料0円=購入金額100,000円
みずほ証券の場合:銘柄金額10万円+取引手数料1,045円=購入金額101,045円
※手数料コースを間違えると、もっと取引手数料がかかるので、要注意!
楽天証券、SBI証券の場合:銘柄金額10万円+取引手数料0円=購入金額100,000円
※手数料コースを間違えると、取引手数料がかかるので、要注意!
この結果を見るだけで、もうみずほ証券は脱落もいいところだというのが一目瞭然だと思います。
私からすれば、お金をドブに捨てているのと同じだと思います。
少しでも資産を増やしていきたいというのに、購入しただけで1%以上の手数料が取られてしまうなんて、あまりにも馬鹿馬鹿しいです。
「え?別に大したことないんじゃないの?」と思ってしまった人は、少し考え直してみてほしいです。
これがたった1回ならいいですが、この取引を10回繰り返したとしたら、その時点で1万円近く手数料で消えています。
その1万円があったら、購入できる銘柄の選択肢も広がりますし、そうでなくても、何か自分にご褒美する金額としてはかなり大きくないですか?
【事例2】株価5,001円の銘柄を単元株(100株)購入する場合
この事例は、だいぶ入金力が増えてきて、銘柄選びがかなり楽しくなるレベルに達したときに当てはまる場面としてありそうな事例です。
取引手数料を無視したときには、5,001円×100株=500,100円となりますね。
松井証券の場合:銘柄金額500,100円+取引手数料1,100円=購入金額501,200円
みずほ証券の場合:銘柄金額500,100円+取引手数料1,732円=購入金額501,832円
※手数料コースを間違えると、もっと取引手数料がかかるので、要注意!
楽天証券、SBI証券の場合:銘柄金額500,100円+取引手数料0円=購入金額500,100円
※手数料コースを間違えると、取引手数料がかかるので、要注意!
ここまで来ると、楽天証券、SBI証券が他の2社に比べて有利なことがわかりますね。
悲しい弱者の末路
ツイッターで流れてくるツイートを見ていると、こんな感じのツイートをたまに見かけます。
『奥さんが「インターネットの銀行なんて不安で預けられない!」と理解してくれなくて辛い』
『夫が『投資信託だって元本割れもあるし、株式投資なんてもってのほか』と言っていて辛い』
これは本当に同情します。
最悪の場合、銀行も証券会社も実店舗ありのもので投資を始めてしまい、手数料はどっさり取られるわ、市場の流れが悪くてちょっと株価が下がったら「やっぱりダメじゃないか!」と言って即退場し、2度と戻ってこなくなることもあるでしょう。
少なくとも、この記事を読んでくれている人は、こうなってほしくないので、賢く証券会社を選んで、賢く手数料コースを選びましょう。
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