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「横文字のオンパレード発言」は誰のための発言だ?
誰かに何かを説明するとき、当然ですが、相手にわかってもらうことが大前提だと思います。
しかし、現実には、こうしたことを完全に無視して説明しようとする人がいます。
その中でも特に厄介なのが「横文字のオンパレード発言」する人です。
「それ、誰に向けて、何のために喋ってるの?」と言いたくなります。
私のこれまでの経験上、ほぼ100%と言っても過言ではないくらい、こういう説明をする人は自分のことがさも偉いとか、知識が豊富だとでも言いたげな傲慢な人間が多いです。
まさに、説明すると見せかけて、自慢大会になっちゃってるやつです。
私も若いときは「あ、なんかよくわかんないけど、この人すごい人なのかな?」と思っていたときもありました。
しかし、割と早い段階でその気持ちは消え去り、「ああ、この人は本当に残念な人だな…」というクズの烙印を押すようになりました。
会社勤めをしている人なら「そういえば、たしかにな…」と思う人もいるかもしれません。
そうでなくても、日々のニュースを見ているだけでも、そのように感じることはあると思います。
こんなのあったね、コロナ編
「オーバーシュートしてパンデミックにならないよう、最悪ロックダウンの可能性があるのでクラスターやソーシャルディスタンスに気をつけてください」
これはわざと大袈裟に適当に繋げましたが、こんな感じの言葉の羅列を最初に聞いたとき、やっぱり「ああ、マウント人間がまた現れたか」と思ったものです。
しかも何がダサイって、「オーバーシュート」って医学用語では馴染みがない表現で適切ではないとか批判されてもいましたね。
私は理系出身なので、「オーバーシュート」というと、「制御したい目標値に対して、勢い余って上振れちゃうこと」だという知識があったので、まあ言いたいことは何となくわからなくもなかったのですが。
少なくとも「ここは日本だよな?なんでわざわざ難解にするんだ?」と感じました。
まあ、百歩譲って、そうやって知識のひけらかしみたいなことをしても、有能でバリバリといい仕事をすればまだしも、そんなことは決してないのが腹が立つんですよね(会社にもこういう人って少なからず存在しているんですよね…)。
こんなのあったね、番外編
「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」
これ見てクスッとしちゃった人は、私と波長が合いますね!(笑)
知らない人にとってはただの暗号にしか見えないと思いますが、私も最初は同じ気持ちでした。
「ファイナルファンタジー13」というプレイステーション3(PS3)のゲームを揶揄した言葉なのですが、ゲームを始めると、こんな感じで突然プレイヤーに意味不明な横文字をこれでもかというくらいに叩きつけてきます。
今なら激安で買えるみたいなので、気になった人は以下のバナーから購入して冒頭だけでもプレイしてみてください。
本当にすごいですよ(ある意味)。
説明するときに大事なこと
何かを誰かに説明するとき、説明者の自己満足で終わるのは何の意味もないんです。
例えば、営業でお客様にプレゼンするときに、お客様に伝わらない言葉を投げかけて何の意味があるんですか?逆に怒りを買うかもしれませんよ?
また別の例では、大学のゼミか何かでプレゼンをするとき、他の聴講者に伝わらない説明をして何の意味があるんですか?質問が出てこなかったら屈辱的なんですよ?
さらに別の例では、就職活動の面接のとき、面接官が自分の研究分野を知らないのに、専門用語連発して説明したら面接官にどう思われると思いますか?私なら速攻で不合格にしますよ?
私はこのブログでも心がけていますが、普段の生活・仕事でも、常に念頭に置いているのが「わかりやすさ」です。
「わかりやすさ」がいかに大事かは以下の記事で書いているので、気になる人は読んでみてください。
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「わかりやすい」ことのメリット ~簡単なようで難しい?~
「わかりやすい」ことの重要性 ももぞう「わかりやすい」というキーワードは、当サイトのタイトルにも入れているくらい、私が日頃とても気を遣っていることです。 勉強、ビジネス、趣味など、あらゆることに対して ...
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説明・プレゼンでの注意点
重要相手が理解できない言葉の選択は絶対NG!
この記事では「横文字のオンパレード発言」を例にとりましたが、専門用語や略語も聞く相手のことを考慮して、なるべく簡単な言葉で説明するべきです。普段から意識していないと、いざというときにポロッとボロが出るので、常に心掛けてみましょう。これには副次的な効果もあり、とっさに英語で説明しなきゃいけなくなったとき、簡単な単語だけで説明できるようになるので、私のように英語が苦手な人は特に意識してみてください。
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