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「黙っていればいい子ちゃん」なんて誰が言ったのだろう?
「黙っていればいい子ちゃん」
『おとなしくて、よくできた子』の代名詞のように言われることがあるかと思いますが、そもそも誰がこんなこと言い始めたんでしょうね?
たしかに、小さい子どもであれば元気いっぱいでヤンチャが過ぎる場合もあるので、こういう言い回しが出てきたのかもしれませんね。
しかし、私は、「黙っていればいい子ちゃん」が通じるのは、あくまでもそうした小さい子どもだからこそだと思っています。
これを勘違いして、「あ、黙っていればいいんだ」が染みついてしまった人は、その後の人生でほぼ間違いなく悪影響が出てくるので、注意してください。
この記事では、黙っていることの悪影響について、具体的な事例を3つ挙げてお話しします。
(エピソード1)就職活動でのダンマリさん
私は、今の会社に入社して以来、通常業務を行なう一方で、学生を相手にした毎年の採用活動にも関わっています。
こうした採用活動では、一般的に、会社に来てほしい学生に向けて、「ウチの会社はこういう会社です」という会社説明会をやるのですが、一通りの説明を終えたら、ほとんどの場合、質疑応答の時間があります。
ここで、学生は以下のタイプのいずれかにほぼ当てはまってきます。
- 一生懸命メモを取り、質問を積極的にしてくる
- 一生懸命メモは取るが、質問は全くしてこない
- 説明を聞いてはいるようだが、無反応
- ただのサクラ(笑)
はっきり言わせてもらいますが、このタイプの中で「一生懸命メモを取り、質問を積極的にしてくる」学生以外は、正直言って、全員「ただのサクラ(笑)」と同じだと思っています。
「え?一生懸命メモを取っていてもダメなの?」と思う人もいるかもしれませんが、会社側からしたらそんなの当たり前なんですよね(※全ての会社がそうとは言い切れませんが)。
会社側は、一緒に働きたいと思う学生を採用するのが目的なので、「あ、この学生はやる気あるな!」とか「あ、この学生はコミュニケーション上手いな!」と思わせないと、ほぼ負け試合だと思ってください。
質問がなければ作ればいいんです。たかが説明会、されど説明会。
「本番の採用面接ではちゃんとやるよ」などと思っていても、いざその場になっていきなり出来るのでしょうか?
説明会の時点で練習しておくのとそうでないのとでは、天と地との差があります。
なので、私がいつも学生にアドバイスしていることの1つとして、「疑問があれば何でもいいから質問するように」と言っています。
もちろん、『何でもいい』にも程度はありますが、大事な条件の1つには間違いありません。
「こんなこと聞いたら恥ずかしいんじゃないか?」と思う暇があったら、まず聞いてみることが大事。
所詮学生なのですよ、何も恥ずかしくありません。
これを知らずに就職活動をしていて連戦連敗している人、いるんじゃないでしょうか?
ダンマリしていることによる積極性のなさは、致命的ですよ。
もしこんなダンマリさんが入社して一緒に仕事することになったら、どうでしょうか?
「うわ…使えないわ…」となるのが目に見えています。
(エピソード2)会議に出席しているダンマリさん
これはもう直球で物申しますが、会議に出席しているダンマリさんは、価値0です。
いてもいなくても一緒、極論を言えば、寝てるやつと一緒です。
単に情報共有をするためだけの会議なら話は別ですが、多くの会議では、議題に対して意見を交わすのが普通です。
そんな会議の中にあって、ただ話をふんふん聞いているだけなんて、仕事ができない人の特徴の1つだと思います。
特に最悪なのは、名指しで意見を求められたのに、ノーアイデアの人です。
一体何のためにいるんでしょう?
わざわざ時間をかけて会議に出てきているのに、何の貢献もしないなんて、マイナス評価がグングン伸びますよ。
書きながらふと思いましたが、今の日本の政治家はこんな人が多いですよね、害悪以外の何物でもありません、クビだ、クビ。
(エピソード3)ひとりで悩んでいるダンマリさん
これは別に社会人に限った話ではなく、誰にでも当てはまる可能性があります。
本当は早く誰かに聞いたほうがいいのに、何故かひとりで抱え込んで悩み続けているのは、時間の無駄です。
必ず誰かが助けてくれるので、悩みがあったら打ち明けてみましょう。
悩みは抱える時間が長いほど、負のパワーを増していくので、なるべく早く解放してあげるようにしてみてください。
今は気軽にツイッターなどで助けを求めることもできますし、これは情報社会の恩恵でもあるので、1つの手段として考えてみてください。
最後に
今この記事を読んで「自分があてはまってるかも…」と思った人は、ちゃんと反省できているので、いいきっかけになればと思います!
性格によるものもあるので、すぐには大きく変えられないかもしれませんが、少しずつ変わっていく努力をしてみてください。
積極的にやって失敗するのは何も悪いことではありません。
失敗は成功のための布石なので、まずはやってみましょう。
そして、それらの経験は、勝ち運を呼び込むための糧になります(詳しくは以下の記事を読んでみてください)。
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