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今さら聞けない「テーパリング」とは?~私の対応策~

ももぞう

【経歴】公立校から独学で某国立大学に現役合格。現在は中堅ビジネスマンとして奮闘中。 【メッセージ】これまでの人生経験(成功談・失敗談)をもとに、多くの人にとって役立つ情報をお届けします。気に入ってもらえたら、お気に入り登録やSNSでの拡散をしてもらえると嬉しいです。

最近、米国市場に嫌な噂が流れています

もんきち
どうしよう…米国市場にはそろそろ「テーパリング」が来そうだって…
お、よく勉強してますね、もう投資初心者じゃないですね!
ももぞう
もんきち
ありがとうございます。でも、「テーパリング」の意味は知らないんです…
…。それは何も知らないのと同じですね(笑)
正しく理解して、対応を考えましょう。
ももぞう

「テーパリング」とは何なのか?

テーパリング」とは、一言で言うと、経済の安定化のための手法の1つで、例えば米国なら中央銀行、日本なら日本銀行が行なう、金融の引き締め政策のことです。

機械系のエンジニアであれば、「テーパ(taper)」という用語はよく知っていると思いますが、斜めに先細っていく形状(たとえば、鉛筆の先っちょの形状)のことで、まさにこれが経済を絞り上げることの比喩になっています。

前回の記事で、『セクターローテーション』についてお話しましたが、ここに関係してくる話です。

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経済が不調なときは、世の中にお金を多く投入して、お金が世の中を回りやすい状況を作り、経済を活性化させる必要があります。

実際、コロナ禍になってから、米国では多額のお金が米国国内に配られ、コロナ禍で急落した株価は、一気に回復していき、今ではもう既にコロナ禍より前よりも好況となっています。

しかし、これは、度が行き過ぎると、急激なインフレ(=物価上昇)を招いてしまったりするので、やりすぎはよくありません。

極端な例では、お金をバラマキすぎたせいでその通貨の価値が急落し、ゴミのような価値に落ち込んでしまった通貨も存在しています。

この記事を書いているちょうど1週間前の2021年8月6日に発表された米国の7月の雇用統計では、6月の雇用統計の状況から見ても、改善の加速度が大きく、失業していた人たちが次々と新たな職に就けていることがわかりました(ニュース記事はこちら)。

そこで行なわれるのが、「テーパリング」です。

ちなみに、誤解を招くといけないのでお断りしておきますが、「テーパリング」は別に意地悪をして不況に追い込もうとしているわけではありません。

あくまでも行き過ぎを制限するために行なわれるものです。

その結果として、今まではイケイケで株式投資していた勢いが落ちてきて、場合によっては株価急落ということもあるため、注意が必要ということになります。

「テーパリング」に対する個人的見解

テーパリング」は株価急落のリスクがあるため、私は米国株は利益の乗ったものは利確して現金比率を高めています。

これも前回の記事でお話しましたが、安くなった銘柄を買えるようにするためでもあるので、守りと攻めのための対策と言えます。

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株式市場のいい波に乗るためには、投資の基本である『安く買って高く売る』ように機動的にいろんな銘柄を乗り移っていくことが必要になります。

ただ、株価がどこまで下がるのかは未知数で、本当のところは下がらない状況が最良の状況になります。

おそらく米国市場が長年ずっと右肩上がりで経済の成長を遂げてきたのは、この金融政策のやり方が非常に上手いことが大きな要因の1つだと思います。

一方で、日本はどうしようもない経済の停滞期が20年以上も続いていますが、金融政策が下手くそなのでしょうね。

少なくとも私のマインドとしては、特に今の日本(政治家と言ってもいいでしょう)に対して、とても冷ややかな目で見ていますからね。

さて、話を戻すと、もう1つ考えられることは、仮に米国市場が冷え込んだ場合には、そこでダブついたお金が、今不調の日本市場に入り込んで、日本株が好調になる可能性があると思っています。

最近ではいくら好決算を出しても株価上昇につながることはあまりなく、むしろ下がっている銘柄ばかりです。

つまり、何が言いたいかと言うと、業績が好調のくせに割安な価格で買える日本の銘柄が転がっているということです。

特にマザーズは今本当に叩かれまくっているので、今買っておくと、良いことが起きるかもしれません。

もっとも、どんな銘柄でもOKというわけではないので、財務状況や今後の見込みを確認しておくのは言うまでもありません。

 

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