目次
日経平均3万円は、「バブル再来」なのか?
昨年に一度タッチしつつ、下げ相場を経て、日経平均が再び3万円台に到達しましたね!
日本株を主戦場としている私にとって、これはかなりの朗報です。
しかし、ニュースでは「バブル再来」とか言われることもあります。
正直、私は、「は?バブル?」と耳を疑いたくなってしまいます。
私は、物心ついたときには既に不況だったので、バブルがどうだとか言われても、全くピンと来ません。
私よりも若い世代は余計にピンと来ないでしょうが、そんなの当たり前です。
それより、大昔の株価にようやく戻ってきたというのが、この日本の悲しい姿を表しています。
日本が高度経済成長を突き進められた理由とは
第二次世界大戦後、焼け野原になった日本ですが、その後、急激に立て直され、高度経済成長を遂げました。
日本は世界の経済大国になり、先進国の仲間入りを果たしました。
…と、ここまでは、学生の時に、日本史で習ったことです。
私は気が付けば社会人になり、今の会社に入社したときは、リーマンショックの真っ只中。
新入社員だったのでそれがどれだけ厳しい状態だったのか、当時はわかりませんでしたが、今思い返すと、地獄のときだったと思います。
なにしろ、社外から電話が鳴らない日があったくらいですからね、よく潰れずに生き残ったと思います。
さて、そんな中、私の当時所属していた部署は、年配の方から新入社員まで、比較的バランスのいい部署でした。
その中で、誰からも敵視されず、みんなから慕われていた、定年間近の大先輩がいたのですが、本当に尊敬できる人でした。
私が今までの会社人生を振り返って、間違いなく総合力No.1と言える人です。
技術力はさることながら、人柄がとてもよく、非の打ち所がないくらいの人でした。
当時、よく飲みに連れて行ってくれて、いろいろな話を聞かせてくれました。
「俺の若い頃は、今じゃ考えられないくらい猛烈に忙しくて、世界中飛び回っていたのが本当に懐かしいよ」と言っていて、「今はなんでこんなに不景気なんでしょうね」と不意にした質問への回答は、今でも忘れられません。
「そりゃ、俺の若い頃は、年寄りがそんなにいなかったからだよ」と。
続けて、「今じゃ何かしようと思っても、必ず年寄りがストップかけてくるだろ?俺が若い頃は、そういう年寄りが少なかったから、チャレンジ精神旺盛だったんだ」と。
これ、ものすごいブラックジョークだと思うのですが、すごく的を射た事実だったんでしょう。
日本が30年も停滞している理由とは
その会社の大先輩はまだまだこんなことも言っていました。
「俺みたいな年寄りじゃなくて、君たちみたいな若いもんがどんどん引っ張っていかないと。技術屋ならまだしも、経営陣で年寄りが幅を利かせてちゃあダメだ」と。
これもまた、今の日本(特に政治家)を見ていると本当にそうなんだなと思います。
必要な時に助け船を出すのが自分の役目であって、あくまでも主役は若者だと言えちゃうあたり、メチャクチャかっこよくないですか?
その大先輩はもう定年退職されて、今はゆっくり過ごしていると思いますが、もしかしたら自分ももう最前線でガチャガチャ働くべきなのは残りわずかなのかもしれません(私はまだ30代半ばですが、あっという間に年月は過ぎます)。
まあ正直、仕事で心身を壊してからは以前ほどのバイタリティは既にないのですが、それでもお陰様で忙しく働いています。
投資に関する記事が多いですが、まったくもって、専業トレーダーじゃないんですよ?(笑)
これからの日本に未来はあるのか
こればかりは何とも言えませんが、少なくとも今のままでは破滅すると思っています。
昨年からコロナ禍という強烈な外力によって、いろいろなことが変わってきましたが、こういう強烈なきっかけでも変われないとしたら、本当に未来永劫変わることはできないと思います。
超高齢化社会になったとしても、主役は若い人であるべきで、これからの未来を決めるのはこれからの未来を生きる人であるべきだと思います。
この下にコメント欄があるので、気軽に感想などお待ちしております。
もし、ためになったと感じてもらえたら、SNSなどで拡散いただけると嬉しいです。
また、お気に入り登録していただき、他の記事もご覧いただければなお嬉しいです。