目次
投資で継続して勝ち続けるための知識
前回の記事を書いてから1か月以上も経過してしまいました。
記事を待ってくれていた人には大変申し訳ありません。
ツイッターでフォローしてくれている人はお気づきかと思いますが、本業の仕事があまりにも忙しすぎて、ブログの更新どころではなくなってしまっていたというのが正直なところです。
ようやく巨大な山を越えて、しばしの夏休みに入ったため、更新再開しました。
ちなみに、そんな多忙で苦境の中、トレード回数こそ減ってしまいましたが、相変わらず日本株を主戦場として取引はしていました。
昨日の時点で169連勝まで連勝記録を更新しています。
今回は、どうしてそんなに勝ち続けられるようになっているのか、ちょっとしたコツ(とは言ってもかなり重要なのですが)をお話します。
正直なところ、この考え方をしているのといないのでは、投資結果に雲泥の差ができます。
『風が吹けば桶屋が儲かる』という、ことわざ
みなさんはこのことわざ、知っていますか?
結構有名な話で、小学生の頃(?)くらいに知ったような記憶がありますが、「昔の人はよくこんな面白いことを考えたなあ」と思います。
これは、一見すると何も関係なさそうなことでも、何かがきっかけになって、あることにたどり着くというお話です。
風が吹くと、砂ぼこりが立つ。
⇒砂ぼこりが目に入ってしまい、不運にも盲目になってしまう人が増える。
⇒目が見えなくなって何で稼ごうか考えた末、三味線で生計を立てようとする。
⇒三味線を作る際に必要な猫の皮の需要が増える。
⇒猫の数が減る。
⇒猫に食べられていたネズミの数が増える。
⇒ネズミが桶をかじる被害が増える。
⇒桶の需要が伸びる。つまり、桶屋が儲かる。ドヤッ!
「いやいや、仮定が強引すぎるでしょ!」と思う気持ちもわからなくはありません。
でも、こういう考え方は、日本の古いことわざだけに留まっておらず、世界的にも物議を醸したこともあります。
例えば、現在世界的なクリーンエネルギーへシフトする波が押し寄せていますが、これの背景には地球温暖化があるわけです。
地球温暖化の原因は、温室効果ガスが増加してしまうことが直接的な理由で、地球の大気圏内に熱をため込んでしまうことで起きている重大な環境問題です。
ここでいう温室効果ガスは、大半が産業の発展によって排出が増大した二酸化炭素なわけですが、メタンガスもその一部です。
ここで、ある研究者が発見した『牛のゲップにメタンガスが含まれている』という事実に学者がこぞって注目し、牛の頭数が増えたことが大きな原因ではないかとも言われていました。
たしかにその可能性もあるのでしょうが、それなら地球人口の爆増による二酸化炭素の急増のほうがはるかに影響は大きいと思うんですけどね。
他にも、『1匹のチョウチョの羽ばたきが、巡り巡って大きなハリケーンを起こす』なんてことも言われたりしています。
一見すると「そんなバカな?!」と思いたくなりますが、これも結局は『風が吹けば桶屋が儲かる』と同じような理屈ですよね。
投資の世界で起きている因果関係「セクターローテーション」
何故こんな古いことわざを持ち出したのかと言うと、投資の世界でも実際に起こっていることだからです。
まだ投資を始めたばかりの頃の私は、そのような考えには至っておらず、調子の良さそうな銘柄をひたすら探して、取引をしていたに過ぎません。
それからしばらく経つと、今まではそこそこ頑張ってくれていた銘柄が、あまり調子がよくない状況に陥り、利確がなかなかできない時期がありました。
そこでいろいろ勉強していて知ったのが「セクターローテーション」という考え方なのです。
投資対象というものは、延々と右肩上がりを続けるのは極めて稀なもので、時期の長さは長短あれど、必ずどこかで停滞・下降するはずです。
投資の基本的な考え方は、「安く買って高く売る」が鉄則です。
つまり、調子のいい投資対象は、「もうこれは高いんじゃないかな?」という雰囲気に支配されると、売りに出されるわけです。
そこで投資家は次に何を考えるかと言うと、「今お買い得なのは何かな?」と探し回るわけです。
きっとそれは、投資対象を全体的に俯瞰すると、これまで低調だったものになるでしょう。
こんなふうに、景気は循環していて、必ずどこかで上がるものがあり、逆に下がるものもあるわけです。
こういった景気の波にうまく乗れるようになると、継続して投資で稼げるようになってきます。
私がこの考え方を知ってからまずやったことは、お気に入り銘柄にいろんな業種の有名どころをリストアップしておくこと。
ご丁寧なことに、セクターごとのETF(投資信託)もあるので、それを登録しておくのもよいと思います。
それを全体的に見ながら、「今はこれが調子いいけど、次はここに来そうだな」という先回りをすれば、いいタイミングで取引できることになります。
一般的に言われているのは、景気がいいときは企業が資産増強に活発で、消費者も購入意欲が高いので、ハイテク系、製造業、消費財が強いということ。
逆に、景気が悪いときは、自分の生活を守ることが第一になるので、生活必需品、ヘルスケア、エネルギー系が強くなると言われています。
実際に取引しなくても、チャートの変遷を見ると勉強になる
ここまでの話を「ふんふん、なるほど」と思ってくれた人が実際に取り組んでみようと思うと、「次これ買いたいけど資金がないな」と思うこともあるでしょう(※私もそうです)。
でも、そこでただガッカリしているだけではもったいないので、目を付けた銘柄はチェックしておき、自分の予想が正しかったか、シミュレーションすることを強くオススメします。
もし期待通りに上昇すれば実力は上がっているので、資金が貯まりさえすれば、うまく運用できる可能性が高くなります。
一方で、予想に反して下がった場合、何か原因があるはずなので、考えてみましょう。
こうした予測・結果の考察を繰り返すことで、投資の腕は磨かれていきます。
私もまだまだガチ投資を始めて1年未満ですが、ダテに169連勝しているわけではありません。
やれることは徹底的にやって、常に改善を目指さなければ、とてもじゃないですが、目標のFIREにはたどり着けないでしょう。
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